お菓子は比較的詰まるリスクが低いですが(詳しくはお菓子を活かす)そのすべてが詰まりにくいわけではありません。口のなかで溶けにくい、硬い、そうしたお菓子は注意が必要。食べるとしても細かくするなど手を加えるようにしましょう。
ポーションゼリー
つるりと口あたりがいいので噛まずにそのまま飲み込み、詰まる可能性があります。またゼラチンでできたゼリー同様、常温では溶けません。
グミ
溶けにくさと大きさに注意が必要です。どうしても食べたいと子供が言うときは、小さく刻んであげてください。また食感は違いますが、明治のポイフルなら糖衣掛けしてありサイズも小さいため、多少は安心できます。
飴
食道の縫合部と比べて大きくないか、注意が必要です。棒突きキャンディーは棒についているから安心と思いがちですが、棒から外れてしまうこともあるので注意は必要です。おすすめはサイズが5ミリ程度と飴の中では小さめなカバヤのキャンベビー。その他の飴は包丁の背などで砕いてからあげてください。
ビスケット類
粉っぽく喉通りが良くないため、食道閉鎖の子も食べにくいと感じるお菓子のひとつです。おすすめは赤ちゃん用の口どけの良いもの。それ以外のものとしてはクリームの油分で食べやすいビスコ、そして噛むとバラバラになり溶けやすいホームパイです。
QOO (クー)チアパック入りゼリー飲料
ゼリーが比較的硬めなので注意が必要。ただ、ゼリーが飲み口から5ミリ程度の大きさで出てくるので、主治医から「5ミリ角程度のものなら大丈夫」と言われている場合はあげてもいいと思います。しかしその際も念のためあげる前に袋をよく揉み、ゼリーを細かくし、飲み始めてからも子供の様子を見守るようにしましょう。